今回は、U-20日本代表で流通経済大学に所属するMF・中川育(なかがわ はぐむ)に注目したいと思います!
あの三笘薫選手やネイマール選手を目標と公言する、まさにロス五輪世代の期待のドリブラーです。
彼の繰り出す切れ味鋭いドリブル、そしてそこからのカットインシュートには、本当にため息が出てしまいますよね。
中川選手がどんな道のりを歩んできたのか、その出身、進路、そして最大の魅力であるプレースタイルについて、深掘りしていきます。
中川育・出身校は?小学校や中学校、高校は?
中川選手の具体的な小・中・高校名は、残念ながら公表されていませんでした。
小学校から高校までサンフレッチェ広島のアカデミーに所属し、トップチームへの昇格を目指していました。
高校生年代であるサンフレッチェ広島ユースの選手は、広島県安芸高田市にある県立吉田高等学校で学びながら、寮生活を送っています。
中川選手も、吉田高校に通い、サッカーと学業を両立させていた可能性が高いですね。
また、サンフレッチェ広島ユースには、「サッカー”を”教えるのではなく、サッカー”で”教える」という独特の哲学があります。
これは、単にサッカーの技術を教えるだけでなく、日常生活や学業を充実させることで人間として自立し、それが結果としてピッチ上でのパフォーマンス向上に繋がるという考え方です。
中川選手もこのような素晴らしい環境で、サッカー選手としてだけでなく、一人の人間としても大きく成長していったことでしょうね。
中川育の進路は?大学進学?プロ入り(トップ昇格)?
トップチーム昇格は、かなわず。流通経済大に進学
中川選手は、サンフレッチェ広島のトップチームへの昇格を目指していましたが、それは叶いませんでした。
そして、高校卒業後、彼は流通経済大学へと進学し、プロ入りを目指すことになります。
中川選手自身も、「サンフレッチェ広島に戻りたい気持ちは強い。大学で早く結果を残せるように頑張りたい」と語っており、その強い決意が伺えます。
ユース時代のチームメイトで、1歳年下の中島洋太朗選手と井上愛簾選手がすでにトップチームでプレー。このことは、中川選手にとって大きな刺激となり、成長の原動力になっているはずです!
流通経済大とは?
中川選手が所属する流通経済大学は、サッカーやラグビーなど、スポーツの強豪校として全国的に有名です。
大学は、1965年に日本通運株式会社(現:NX ホールディングス)の支援で創設されました。
サッカー部も大学創設と同時に発足。1998年に中野雄二氏が監督に就任して以降、強化が始まり、関東1部リーグで何度も優勝を果たす名門チームへと成長しました。
特筆すべきは、守田英正選手(ポルト・日本代表)をはじめとする多くの国際的なプレーヤーを輩出している点です。大学サッカーを経由してプロの舞台へと羽ばたくルートとして、流通経済大学は大きな選択肢となりますね。
茨城県龍ケ崎市にあるキャンパスには、サッカー専用グラウンドが3面、フットサルコートサイズのゴールピッチ、砂場トレーニング場など、選手にとってこれ以上ないほど充実した環境が整っています。2025年現在、部員数は255名で、部員全員が4つの学生寮で生活を送っています。
このような恵まれた環境の中で、これまでに170名を超えるプロ選手を輩出しているのですから、まさにプロになるための近道と言える大学ですね!
流通経済大学サッカー部へ入部したい方には、総合型選抜課外活動型という入試方式があります。
サッカー部ではセレクションも年に数回行われているようなので、興味のある方はまず問い合わせてみるのが良いかもしれませんね。
主な流経大出身プロ選手
• 阿部吉朗選手(1999年~2002年在学):流経大からの初プロサッカー選手
• 守田英正選手(2014年~2017年在学):流経大出身者として初となるワールドカップ出場(2022カタール大会)
• ジャーメイン良選手(サンフレッチェ広島)
• 伊藤敦樹選手(ベルギー・AAヘント)
• 小池裕太選手(ヴィッセル神戸)
• 江坂任選手(ファジアーノ岡山)
• 山村和也選手(横浜F・マリノス)
• 林彰洋選手(ベガルタ仙台)
• 宇賀神友弥選手(浦和レッズトップチーム強化担当)
• 塩田仁史選手(浦和レッズGKコーチ)など。
中川育のプレースタイルとは?
最大の魅力は、なんと言ってもそのドリブル突破と果敢な仕掛けです。
彼自身も「三笘薫選手やネイマール選手を参考にしている」と語っており、そのプレースタイルに納得がいきます。
ネイマール選手を参考にしているというドリブルは、相手の軸足を見て、相手が足を出したタイミングでスピードに乗ることを意識しているとのこと。
広島ユース時代は左サイドに定着。ドリブルからのカットインシュートや味方へのラストパスと、簡単に止められない選手として活躍していました。
U-19日本代表では、2024年のAFC U20アジアカップ予選・ミャンマー戦でハットトリックを達成するなど、その得点能力も遺憾なく発揮しています。
中川育のプロフィールは、こちら
生年月日 | 2005年6月7日 |
出身地 | 広島県 |
身長、体重 | 175cm / 65kg |
愛称 | はぐむ、はぐ |
在籍チーム(2025年時点) | 流通経済大学 |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
▶所属クラブ歴
サンフレッチェ広島F.Cジュニア‐サンフレッチェ広島Jrユース-サンフレッチェ広島ユース-流通経済大
▶日本代表歴
U-16、18、19、20
まとめ
今回は、U-20日本代表の期待のドリブラー、中川育を深掘りしてきました。
・サンフレッチェ広島のアカデミーでサッカーの基礎と人間性を育み、トップチーム昇格は叶わなかったものの、プロへの近道とも言える流通経済大学へ進学し、さらなる高みを目指しています。
・彼の代名詞とも言える三笘選手やネイマール選手を彷彿とさせるドリブルと、そこから繰り出されるシュートやパスは、今後日本のサッカー界を牽引していく存在になることを予感させます。
「サンフレッチェ広島に戻りたい」という強い思いを胸に、大学でどんな進化を見せてくれるのか、今から本当に楽しみです!
彼の今後の活躍に、ぜひ注目していきましょう!