サッカー観戦が初めての人にとって、席選びは大きな悩みの一つですよね。
国立競技場の3階席となると、「遠そう…」「試合が見えるか不安」と感じる方が多いのではないでしょうか。
ですが、3階席には、ピッチ全体が一望でき、攻守の流れやフォーメーションがとても理解しやすいという、“初心者にこそ向いている”という大きな魅力もあるんです。
この記事では、国立競技場3階席の見え方やメリット・デメリット、座席選びのコツ、快適に観戦するためのポイントを、実際の観戦経験を交えながらわかりやすく紹介します。
読後には「3階席でも安心して楽しめそう!」と感じてもらえるはずです。ぜひ気軽にサッカー観戦を楽しむ第一歩にしてください。
国立競技場の3階席は、どんな席?
3階席はスタジアムの上層に位置し、ピッチを俯瞰(ふかん)で見られる視点が特徴です。
選手の表情など細かい部分は見えにくいですが、高い位置ならではのメリットも多いんです。
• 全体の配置・動きが理解しやすい
• 戦術の流れを見やすい
• チケット価格が比較的手頃
「サッカーの全体像をつかみたい」「初心者でも理解しやすい席が良い」という人に適していますよ。
国立競技場3階席からは、こう見える

✔ ピッチ全体が一望できる
まるで上空から試合を見ているような視点で、22人の配置や動きが分かりやすいです。
“試合の流れを見る視点”としては最高。
✔ 選手の細かい動きは見えない
顔の表情や細かいタッチは見えにくいですが、双眼鏡や望遠レンズがあれば補えます。
選手個人の動きを追いたいなら、1階席や2階席のほうが向いています。
✔ ボールは意外と見やすい
高さがある分、死角が少なく、ボールを見失うことはほとんどありません。
国立競技場 3階席のメリット・デメリットは?
【メリット】
• 全体が見やすいので、初心者でも理解しやすい
→ 試合の戦術や流れを掴むのに向いています。
• チケットが比較的安い
→ 家族で行ってもトータルコストが抑えられるので、家計も助かります。
• スタジアムの迫力は、十分に味わえる
• 雨が降っても、3階席は屋根に覆われているので安心
→ただ! 屋根が完全に下まで覆われていないので、最後方の席は、背中から雨が吹き込んでくる可能性も。レインコートやポンチョを持っておくと安心。

【デメリット】
• 選手が遠い
→ 表情や足元の細かなプレーは見えにくい。
• 応援席が遠いため、迫力が弱く感じる場合もある
→ 熱気を感じたいならゴール裏下層のほうが良い。
• 高所が苦手だと少し怖いことも
→ 3階席の後方席は急な傾斜になっているため、最初は戸惑うかもしれません。

特に、子ども連れの場合は、急な階段に注意が必要ですよ。
国立競技場3階席 どのブロックがおすすめ?席の選び方
同じ3階席でも、場所によって見え方が変わります。
● 初心者におすすめ:バックスタンド側の中央寄り
• ピッチの全体像が最も見やすい
• 両チームの攻守の動きが均等に観られる
• 誰にでもおすすめできる“万能席”
● 戦術をじっくり見たい人:メイン・バックの中央ブロック
• フォーメーションの動きが理解しやすい
• 監督の指示や選手の動きに注目しやすい
● 迫力を感じたい人:ゴール裏寄り
• ゴール前の攻防が立体的に見える
• ただし逆サイドの様子は、双眼鏡がないとつかみにくい。試合展開で、観戦側のゴール前での攻防がほとんどなく終わってしまうケースも…。/
初めての観戦なら「バックスタンドの中央寄り」を選んでおくと間違いないです。
【体験談】国立競技場3階席・ゴール裏で観戦して感じたポイント
● 最上段の席
• 高さがあるため選手の識別は難しい
• 見下ろす感覚が高い
• 双眼鏡があると見やすくなる
5月のFC東京対サンフィレッチェ広島戦を観戦しましたが、ここからだとさすがに大分遠い…。
選手が誰かを見分けることは困難です。
ちなみに、この時は、「THE国立DAY」の無料招待に当選して家族で行きました。

● 2列目
• 選手の位置やチームのブロックが、肉眼でもよくわかる
• 双眼鏡やカメラのズーム機能を使えば表情まで確認可能
• 手すりが視界にかからず快適
11月のルヴァンカップ決勝・柏レイソル対サンフィレッチェ広島をこの位置で観戦しました。
ゴール裏1・2階席は、立っての応援ができるので、子供は確実に見えない。なので、3階席を購入。
先行販売で大人3,500円という価格も魅力です。
他のカテゴリーだと、11,000円から4,800円なので、大変お得です!
3階席の前列からの眺めはこちら。

この経験から、ゴール裏なら、前方の2〜5列目が最もバランスが良いと感じました。
国立競技場で快適に観戦するコツ(初心者向け)
国立は広く、風が通りやすい構造なので、少し工夫するともっと快適に楽しめます。
✔ 持っていくと便利なもの
• 双眼鏡(選手を拡大して見ると楽しさ倍増)、または望遠の利くカメラ
• 羽織れる上着(3階席は風が強く寒いことも多い)
• 飲み物(買いに行くと混雑するので事前購入がおすすめ)
• 薄手のクッション(座席が硬いので長時間は疲れやすい)

小学校中学年くらいまでだと、そのまま座席に座ると、目線に手すりがかかってしまう可能性があります。
厚めのクッションがあると、手すりが目線にかからなくとよいと思いました。
私の場合は、携帯用クッションを折りたたんだまま座らせました。
✔ 試合前のおすすめ行動
• 混雑を避けるなら、キックオフ2時間前に入場
• グッズ・グルメを買うのは、1時間前までがスムーズ
• 子ども連れの場合は、早めの行動が安心
11月のルヴァンカップでは、超満員になることを想定して、開始3時間前にスタジアムに到着。
さすがにまだすいています↓。
【開始3時間前のスタジアム周辺の様子】

2時間前の様子は、こんな感じ↓。人出は大分増えました。
【開始2時間前のスタジアム周辺の様子】


試合開始1時間前までには、グッズショップで購入し、目当てのスタジアムグルメを味わい、イベントも回り切りました。
グッズや食事の購入は待ち時間も10~15分くらいで済みましたよ。
3時間前だと早すぎるかなとも思いましたが、イベントブースなども回っていると、2時間くらいはあっという間に過ぎていきましたね。
✔ トイレはハーフタイム以外が狙い目
ハーフタイムは非常に混むため、前半30分〜前半終了間際が比較的空いています。
国立競技場3階席だからこそ楽しめる“試合の見方”
3階席だからこそ楽しめる“サッカーの面白さ”があります。
✔ ボールではなく「スペース」に注目
どこにスペースが空いているかを見ると、次のプレーが予測できて面白いです。
サンフィレッチェ広島・中野就斗選手は、右サイドに張っていて、ボールが回ってくると、ベッカムのような右サイドから左サイドへの正確なサイドチェンジを何本も通し、チャンスメイク! 写真
こんな見方も楽しめますよ。
【写真は、練習時の中野選手】

✔ 守備のブロックやラインがハッキリ見える
3階席の俯瞰視点ならでは。
チームがどう守り、どう攻めるかが分かりやすいのが魅力。
✔ 周りの観客のリアクションで試合の流れに乗れる
初観戦でも空気感に乗って楽しめるので安心してください。
観戦した試合でも、ゴール裏だと、熱狂的なファンの方も多いのかなと思いましたが、3階席は立っての応援は禁止されているので、落ち着いて観戦する方ばかり。
ゴールを決めたときは立ち上がって歓声を上げて喜んでいましたが、それ以外は静かに応援を楽しむような雰囲気で、子供も落ち着いて観戦することができましたよ。

ルヴァンカップでは、恒例になっているゴール裏席のコレオグラフィーにも参加できました!「チームを応援するぞ」という気持ちも高まって、いい雰囲気ですよ。
【まとめ】国立競技場3階席は、初心者にこそおすすめ

3階席は距離がある分、
• 試合の流れが理解しやすい
• 戦術が見やすい
• 価格が手頃
と、サッカー初心者にとって理想的な席です。
初めての観戦でも安心して楽しめるので、ぜひ国立競技場の3階席からサッカー独特の迫力とワクワクを体験してみてください。
国立競技場の概要
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
竣工日: 2019年11月30日
敷地面積:約 109,800㎡
収容人数: 67,750席
構造・座席構成:地上5階・地下2階、高さ 約47m。スタンドは3層構造。
デザイン・特徴:全国47都道府県の森林認証材を使った木の軒庇、緑豊かな環境と調和するアースカラーの座席、自然な風を取り込む「風の大庇/風のテラス」などで快適性・環境性に配慮。ユニバーサルデザインにも対応。
アクセス方法
国立競技場は東京中心部にあり、複数の鉄道駅からアクセス可能で非常に便利です。
乗り物/路線 最寄り駅・出口 所要時間など
都営地下鉄 大江戸線 国立競技場駅(A2出口) 徒歩 約1分
JR 中央・総武線 各駅停車 千駄ヶ谷駅/信濃町駅 各駅から 徒歩 約5分
東京メトロ 銀座線 外苑前駅(3番出口) 徒歩 約9分

