慶應義塾大学ソッカー部に所属していた塩貝健人(現オランダ・NECナイメヘン所属)。
国学院久我山高校から慶應義塾大学へと進学した経歴の持ち主で、その頭の良さは多くの人が認めるところです。
今回は、塩貝選手が「頭がいい」と言われる理由を5つの視点から深掘りし、さらに大学を中退したのか、それとも別の選択をしたのかも見ていきます。ぜひお読みください。
塩貝健人 頭がいいと言われる5つの理由を考えてみた
偏差値70の国学院久我山高校出身
国学院久我山高校は、偏差値70を誇る都内屈指の進学校。偏差値は、都内の高校でも20位(601件中)となっていて、難関校であることが分かります(出展:みんなの高校情報)。男女別学というスタイルなのも、今では珍しいですね。
塩貝選手は、スポーツ推薦枠での入学でありましたが、高校での主要科目の成績はオール5と、学業でもトップレベルでありました。
高校3年時には、200人のサッカー部キャプテン
大所帯チームを仕切るキャプテンに指名されるということは、学力という意味での頭がいいということでなく、人間として他の模範になれる選手であったと思います。
「自分はキャプテンだけどみんなに支えてもらっているので、オレがもっと成長できたら、チームももっと強くなると思います」。(引用:JSPORTS)
監督も「気持ちだけでなく、責任感が強い。1年の時から後片付けも率先してやっていた」と話しているだけあり、塩貝選手は、試合後の後片付けも率先して取り組み、「アイツがしっかりやっているから話を聞こう」となると思うと、背中で見せてきました。
こうした姿勢は、頭の良さを支える“人間力”そのものです。
AO入試で、慶應義塾大学法学部政治学科に進学
高校時代は無名であったためにオファーが無く、AO入試で慶応義塾大学法学部政治学科に合格しています。慶応義塾大学では、FIT入試という名称となっています。
この試験で合格できるのは、高い学力に裏打ちされていると同時に、法律学・政治学を学習するのにふさわしい素養があると法学部の教員が判断した学生に限られます。(引用:2026年度慶應義塾大学法学部 FIT入試募集要項より)
塩貝選手が受験したと思われるA方式では、学業を含めた様々な活動に積極的に取り組み、優れた実績を挙げていることが求められています。そして、書類選考、論述試験や口頭試問により、合格が決まります。
ちなみに、B方式は、外国語、数学、国語、地理歴史、公民および全体の学習成績の状況が4.0以上などの条件があります。
特に慶応義塾大学のFIT入試は、「難易度が高い」と言われています。
その理由は、
1、倍率が高い。政治学科のA方式では6.0倍、B方式では2.9倍。
2、「志望理由書」に加え、「志願者調書」やA方式では「自己推薦書」の提出がある。特に、志願者調書は、深い自己分析と高い発信力が必要。
3、論述試験では、講義を聞いてからの試験という他の大学ではない内容なので、対策が難しい。
この試験をくぐり抜けた塩貝選手が、頭いいと言われるのは、当然のことかもしれません。
しかも、入学時の設計図として、「1、2年は勉強をきちんとする、3、4年でサッカーに全力」という計画性もさすがです。
「恐ろしいほど負けず嫌い」な性格
本人が公言するほどの負けず嫌い。
高校時代は、試合で誰よりも得点をするために、ドリブルやシュートの練習を誰よりも取り組んだ、好きな対戦ゲームも、負けたらコソ練を行い、勝つまで挑戦してきたそうです。
極めつけは、電車で隣に自分と同じか少し高いくらいの身長の人が来たら、バレないように背伸びをしてしまうそう。
サッカーだけでなく、ゲームや日常の小さな勝負でも勝つまで挑戦する姿勢は、成長の原動力になっているのでしょうね。
この粘り強さは学業でも発揮され、「頭がいい」と言われる所以でしょう。
お父さんは外資系投資銀行で15年勤務
お父さんも、高い知性と実績を持つビジネスパーソンであることがうかがわれます。
子どもたちの試合はビデオを必ず撮り、反省会を行っていたことから、研究熱心な方であると考えられます。
また、お兄さんも慶應大学に通うなど、環境的にも知的刺激が多い家庭で育ったことは間違いありません。
まさに“頭脳派アスリート”の血筋ですね。
気になる家族について、父や母、兄の情報は、こちらをお読みください。

塩貝健人 大学は中退?休学?
024年8月、慶應義塾大学2年時にオランダのNECナイメヘンへ移籍した塩貝選手。
大学は退学ではなく、休学という選択をしています(サッカー部は退部)。
海外挑戦時の学業との両立は、選手によってさまざまのようです。
内野航太郎(デンマーク・ブレンビー) | 筑波大学に在学中ですが、休学や中退せずに、オンラインなどで単位が取れるように調整中。 |
道脇豊(ベルギー・ベフェレン) | 2024年夏に高校3年生で、海外移籍。
オンライン授業などを受けて高校卒業を目指すとのことでしたが、卒業に関しての情報はありませんでした。 |
平山相太さん(FC東京や海外で活躍。現仙台大学監督) | 筑波大学在学中に、オランダ・ヘラクレスに加入した際は、休学。1年後、サッカーに専念するため、自主退学。 |
塩貝健人のプロフィールは、こちら。
生年月日 | 2005年3月26日 |
出身地 | 東京都 |
身長、体重 | 180 cm /77 kg |
在籍チーム(2025年時点) | NEC(エヌ・エー・セー)ナイメヘン |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
所属クラブ歴 | 所属クラブ歴:バディSC江東 → 横浜FCジュニアユース → 國學院大學久我山高等学校 → 慶應義塾大学 → 横浜F・マリノス(特別指定選手) → NECナイメヘン |
日本代表歴 | U-18、U-19、U-20、日本高校選抜 |
まとめ
今回は、塩貝健人が頭いいと言われる理由、大学は中退したのかについて深掘りしてきました。
1、頭がいいと言われる理由
・偏差値70の国学院久我山高校出身で、成績もオール5
・200人超の部員を率いたキャプテン経験
・AO入試で慶應義塾大学法学部政治学科に進学
・「恐ろしいほど負けず嫌い」の性格
・父親も外資系投資銀行勤務経験の高学歴家系
2、慶応大学は中退ではなく休学。NECナイメヘンで活躍中
負けず嫌いな力強いプレーと、冷静沈着な頭脳をあわせ持ったストライカーとして、これからの日本サッカーを引っ張っていく選手として、ますますの飛躍が楽しみです。
「塩貝健人 大学(学部)は?年俸は?代理人は?プレースタイルまで徹底調査」~塩貝選手の経歴を知りたい場合は、こちらもあわせてお読みください。

公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。