湘南ベルマーレの若きFW、石井久継(いしい ひさつぐ)。アンダー世代の日本代表の常連でもある期待の逸材です。
小学生の頃からすでに、“天才少年”と注目され、テレビ番組「ミライ☆モンスター」に出演すると、石井の背中を押す家族の存在も取り上げられ、大きな反響を呼びました。リフティングは、「小学校の頃に8,000回できた」と話しています。
今回は、そんな石井選手を支えてきた家族(父・母・兄弟)の存在や、“キング・カズ”三浦知良との縁、背番号や筋肉へのこだわりについて深掘りしてみました。
彼の人柄や歩みを知ることで、ピッチでのプレーがさらに魅力的に見えてきますよ。
石井久継 父・母・兄弟は? 家族の存在と支え
家族は、お父さんの敦さん、お母さん、そして5歳年上のお姉さん・佑奈さんがいます。
クラブのプロフィール欄に「宝物=家族」と書くほど、家族は彼にとってかけがえのない存在です。
お姉さん
お姉さんは、佑奈さん。
石井選手が小学校卒業時に高校2年生ということなので、5歳年上のようです。現在、石井選手が20歳なので、25歳になっているでしょうか。
石井選手の小学校卒業にあたっての地元・岡山県のテレビ番組インタビューで、ソファーに座っていたのですが、長身ですらっとした印象です。
父、母のサポート
お父さんは、敦さん。お母さんの名前は、現在のところ情報がありませんでした。
「小学生の頃、平日の練習は母親が、土日の試合は父親が送り迎えをしてくれた。姉にも応援してもらっています」と、語っています。
特に、お母さんは、毎日、車で1時間かけて福山市のサッカークラブまで送り迎えをしていたそうです。
小学校6年生の時、湘南ベルマーレからスカウトされ、加入を決意。
しかし、ベルマーレには、選手寮などがなく、家族の誰かが神奈川県平塚市内で一緒に生活しなければいけませんでした。
そして、お母さんが上京して石井とともに暮らし、お父さんとお姉さんが倉敷市と離ればなれになって生活を送ることとなりました。
お父さんは、「頑張ってこい」と送り出してくれたそうです。
そして湘南ベルマーレで、U-18からトップチームへと昇格し、念願のプロになった石井選手を見届け、お母さんは、倉敷市へ戻りました。
トップ昇格が決まったときは、「もちろん嬉しかったですけど、家族が喜んでくれたことが一番うれしかった。とにかく試合に出て活躍したい」と話しています。
まさに家族一丸で支え合った結果、プロへの道を切り拓いたといえますね。
石井久継 カズ(三浦知良)との出会いと刺激
7歳の時にサインをもらったのが、“キング・カズ”三浦知良選手。その後もテレビ番組で共演し、2024年12月には、ついに一緒に自主トレを行う機会を得ました。
幼少期から注目を浴びていた石井選手が、2018年にカズと対談をした縁で、今回自主トレをに参加することになったといいます。
石井選手にとって、ウォーミングアップや専属シェフによる食事管理など、細部へのこだわりを欠かさないカズの姿勢は大きな刺激となったそうです。
ただ、私は、当時51歳のカズが13歳の石井少年に、現役として同じ舞台に立てるよう頑張るという言葉を投げかけ、実際に57歳でも現役を貫くカズの姿にこそ驚かされます。
まさに生ける伝説との縁が、石井選手の将来をさらに輝かせてくれるでしょうね。
石井久継 背番号「77」への特別な思い
石井選手の背番号は「77」。プロ契約時に「37」から「77」へと変更しました。
理由は、
・自身の誕生日が7月7日であること。
・小学生時代に所属していたクラブでも、ずっと「77」をつけていたこと。
入団時には「湘南の彦星になってみせます」と語り、福田翔生選手がそれにあわせて「織姫になります」と応じるなど、微笑ましいエピソードも。
偶然にも、石井選手のJリーグ初得点は、誕生日前日の7月6日・浦和レッズ戦に、この二人のコンビで生まれます。
- 湘南ベルマーレが1-2で負けている状況での後半45分
- 左サイドで福田選手からの落としを受け、ワントラップで相手をかわし、石井選手が右足でシュート!。同点!
- 47分に、ルキアン選手が勝ち越しゴールを決め、劇的な逆転勝利。
何ともドラマチックは、初得点でしたね!
石井久継 亡き親友との約束
石井選手には、小学校1年生の時に「一緒にプロになろう」と誓い合った親友がいました。しかしその友は交通事故でこの世を去ってしまいます。
プロ昇格後、正月にお墓参りをして「夢がかなった」と報告した石井選手。「これからも二人で頑張っていきたい」という言葉には、サッカーを続ける強い覚悟と友情への想いが込められています。
石井久継 筋肉トレーニングへのこだわり
石井選手は、小学生の頃から体幹の筋肉を鍛えてきました。
そのジムとは、KOBA☆トレで知られる木場克己さんの経営するジム。
久保建英選手や中井卓大選手も、小さい頃から木場さんのトレーニングを受けてきました。
石井選手には、トレーニングが好きすぎて、小学4年の時には書き初めに「コバトレ 体幹」と力強く記し、学校に提出した、練習に欠かせない特製マットをサンタクロースにねだったという逸話も!?
日本代表のエースに成長した久保建英が取り組んだトレーニングを、石井選手向けにアレンジしたメニューに今も取り組み中。
二人ともドリブルが得意なタイプ。同じテーマで強化していくことで、久保選手のようなプレーを実現してくれるとよいですね。
石井久継のプロフィール
生年月日 | 2005年7月7日 |
出身地 | 岡山県倉敷市 |
身長、体重 | 170cm / 64kg |
愛称 | つぐ |
在籍チーム(2025年時点) | 湘南ベルマーレ |
背番号 | 77 |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
所属チーム歴 | 福山ローザスセレソン – 湘南ベルマーレU-15 -湘南ベルマーレ-18(22、23年 二種登録)-湘南ベルマーレ |
日本代表歴 |
U-17、18、19、20 U-15日本代表候補、U-16日本代表候 |
学歴 | 倉敷市立葦高小学校 – 平塚市立江陽中学校 – 神奈川県立高浜高校 – 第一学院高 |
まとめ
今回は、石井久継について深掘りしてきました。
-
父・母・姉の4人家族。中学校からは、平塚で母と二人暮らし。父と姉は地元倉敷市と、家族別々の生活を送る。母の支えと家族の協力でプロの道へ。
-
背番号77は、誕生日と原点を大切にした特別な番号。
-
プロになることを誓った亡き友と共に夢を追い続ける。
-
憧れと刺激を受けたレジェンド・カズとの縁。
-
久保建英も門をたたいた木場克己さんのジムで、体幹強化に励み、進化を続ける。
石井久継は、家族の愛情と友情に支えられ、努力を惜しまない姿勢で夢を実現してきました。これからも湘南ベルマーレ、そして日本サッカーをけん引する存在へと成長していく姿から目が離せませんね。
石井選手の小学校・中学校・高校までの経歴、湘南ベルマーレでの現在、プレースタイルを知りたくなったら、こちらを読んでいただくと、石井選手のこれまでと現在地が分かりますよ。

公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。