佐藤龍之介の経歴 高校は中退?中学・小学校は?ポジションは?トルシエの評価は?

ファジアーノ岡山でブレイクを果たし、日本代表にも選ばれた若きMF・佐藤龍之介(さとう りゅうのすけ)。

元日本代表監督のトルシエも認める才能の持ち主ですが、「高校を卒業しているの?」「どこの学校に通っていた?」と、気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、佐藤龍之介の小学校、中学校、高校での学歴・サッカー経歴、そしてポジション・プレースタイル、話題になった日焼け止めのエピソードなどを、分かりやすくご紹介します。

佐藤龍之介 高校中退?卒業?、中学校・小学校はどこ?学歴は?

佐藤龍之介は高校卒業している?~学歴まとめ

第一学院高校HPで、卒業生として紹介されています。なので、高校を卒業していると考えてよいでしょう。

 佐藤選手の学歴は、このようになっています。

・みどりヶ丘保谷幼稚園(西東京市東町)
・西東京市立碧山小学校(西東京市中町)
・西東京市立明保中学校(西東京市東町)
・都立田無高校(高2まで)(西東京市向台町)
・第一学院高校(高3・通信制)

出身が東京都西東京市ということで、地元の学校に通いながら、サッカーに打ち込んできたことが分かります。

通信制に転校したのは、プロの世界を見据えた決断だったのでしょう。学業とサッカーを両立しながら卒業した点に、彼の努力がうかがえます。

 

佐藤龍之介 幼少期から小学校時代

サッカーを始めたのは、5歳。お兄さんがサッカーをしていた影響で始めます。

幼稚園でやっていたJACPA(ジャクパ)東京FCのスクールに入りました。

「何かを習得しようとする時の集中力はすごかったですね」とお母さん。

幼稚園では、リフティングにハマっていて、1,000回目くらいで失敗すると10分近くも大泣きしていたそうです。

通っていたみどりヶ丘保谷幼稚園には、広い森があり、竹のツリーハウスや本格的なピザ窯もあります。しかも、ツリーハウスは、「TVチャンピオン・無人島王」優勝経験もある二名 良日(ふたな よしひ)さんというプロの野外活動家と製作した本格的なものなんです。

佐藤選手が通っていた頃にツリーハウスがあったのか確認ができませんでした。ですが、自然あふれる環境の中で、のびのびと過ごしていたことでしょう。

小学校4年生の時には、FC東京サッカースクールアドバンスクラスに入りました。

 

佐藤龍之介 中学校時代 FC東京アカデミーへの加入

FC東京U-15むさしに加入します。

13歳の時は『146センチ、39キロ』と、身体は小さかったと言います。

FC東京トップチームコーチを務める奥原崇さんは、印象を「テクニックはあるけど、身体は小さくて、その時は意志もさほど強そうには見えなかった」と話しています。

しかし、そのような印象をはねのけていきます。

中学3年生(2021年)で出場した日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で、全国大会での初優勝を経験

10番を背負い、キャプテンマークも巻いていた佐藤選手は、全8試合にフル出場して3得点。決勝では、日本一の懸かったPK戦のラストキッカーも任されました。

小さな体で大きな責任を背負う姿は、まさに「心の強さ」でチームを引っ張った証ですね。

 

佐藤龍之介 高校時代 U-18からプロの世界へ

 FC東京むさしU-18では、1年生から活躍。

日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会(2023年7~8月)では、準優勝(優勝は、ガンバ大阪)。

佐藤選手の個人としても、MIP受賞

MVPは、ガンバ大阪GKの荒木琉偉選手。

荒木選手は、高校生にして、U-20日本代表のゴールマウスを守る、“未来の守護神”と期待される存在。もしご存じない方がいたら、ぜひこちらも読んでみてください!
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また、2023年には、2種登録選手となっています。3月8日、ルヴァンカップ・セレッソ大阪戦では16歳4か月20日で、当時のFC東京のクラブ最年少先発出場をしています。

しかも、2023年8月には、高校2年生でプロ契約。久保建英選手以来の16歳でのプロ契約となりました。

しかし、2023年にリーグ戦出場はなく、2024年もリーグ戦は3試合にとどまります。

特に2024年は、練習で良いパフォーマンスをして、次の試合にはメンバーに入ると確信を持てても、メンバーに入れず、本人も悔しい状況が続きました。

※Jリーグ初出場 – 2024年4月21日 J1第9節・FC町田ゼルビア戦

 

佐藤龍之介 ファジアーノ岡山でのブレイク

2025年、出場機会を求めて、J1初昇格のファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍

「2025年は絶対に試合に出る」と慣れ親しんだ東京を離れ、岡山で新しい環境に挑戦する決断は勇気ある一歩です。

トップ下など、中央寄りのポジションを得意とする佐藤選手。岡山では、木山隆之監督の下で、右ウイングバックを任されます

サイドライン際を上下動するだけでなく、持ち前の運動量とテクニックを武器に、内側にポジションをとって後方からの縦パスを引き出したり、自らもスルーパスを送ったりと、多彩な攻撃に絡みます。

シーズン半ばで22試合5得点と堂々の成績を残し、チームに欠かせない存在となっています。※Jリーグ初得点 – 2025年4月2日 J1第8節・セレッソ大阪戦

 

佐藤龍之介 世界での経験 驚きのA代表選出

ユース世代から日本代表の常連だった佐藤選手。

2023年のU-17W杯、2025年のU-20アジアカップなど、国際舞台を数多く経験してきました。

【主な成績】
◆Uー16日本代表
U-16インターナショナルドリームカップ(2022年)優勝◆U-17日本代表
U17アジアカップ(2023年)優勝
U-17ワールドカップ(2023年)決勝トーナメント・ラウンド16◆U-20日本代表
U20アジアカップ2025(2025年)3位

 

そして2025年、ついにA代表にサプライズ選出!

6月に行われた北中米W杯アジア最終予選・インドネシア戦では、史上4番目の若さ(18歳237日)での出場となりました

また、アジア最終予選デビューは、香川真司選手の19歳212日の最年少記録を更新しました。

続いて、7月の東アジアE-1サッカー選手権にも選出され、3試合に出場しています。

若さと度胸を兼ね備えた存在として、未来の日本代表を背負う選手になると想像すると、わくわくしますね。

 

佐藤龍之介 ポジションは?プレースタイルは?どんな選手?

佐藤選手のポジションは、MF。

トップ下やシャドーをつとめてきましたが、岡山でウイングバックを任されると、その評価を高めています。

強みは、自身でも「チャンスメイク」と「高強度」と話していますが、そのプレースタイルとしては、

◆攻撃力と得点力

2列目からの飛び出しや、ゴールに向かうドリブル、パスで攻撃のチャンスを演出する能力に長けています。

◆豊富な運動量

豊富な運動量を活かし、フリーランニングからチャンスを創出。また、運動量が必要な右ウイングやウイングバックなど、複数のポジションで高いレベルのプレーを見せます。

◆高い技術と正確な判断力

・攻撃で違いを見せられる優れたスキルを持ち、的確な判断を融合させています。
・高い位置でスペースのないところでも前を向き、ボールを失わない技術とアジリティを備え、ゴール前への侵入を繰り返すことができる。

 

また、「メンタルは強くない」と語る佐藤選手。それを補うために、「目の前の試合に集中して、その試合に対しての気持ちを整えるようにしている」とのこと。

母・希代子さんは、小学生時代、負けず嫌いで泣き虫な佐藤選手を支えるため、「話を聞くこと」を大事にしてきたと話していました。

佐藤選手はお母さんとの対話経験を活かして、自分自身の中で対話をして、心のバランスを整えているのでしょうね。

 

佐藤龍之介 凄さは?トルシエも評価

元日本代表監督のフィリップ・トルシエさんも、佐藤選手を評価する一人です。

佐藤龍之介がとても気に入った。日本がゲームを支配する試合、ヨーロッパ組に交じったときの彼のプレーを、改めて見たい。(引用:Number Web)

体格やポジション、プレースタイルが久保建英選手と似ているところがありますが、

久保建英選手との違いを、
・久保選手は、ドリブルのためにボールを保持することが不可欠。
・佐藤選手は、スペースにボールを要求し、走りながらボールを受ける。機動力がある。

としています。

 

佐藤龍之介 日焼け止めとは?

佐藤選手を検索していると、「日焼け止め」というワードが出てきました。なんでだろうと調べてみると…。

7月の代表での全体練習前に、細谷真大選手、大関友翔選手たちが日焼け止めを入念に塗る様子が話題に。

佐藤選手も、大関選手からおすそ分けをしてもらっています。

先輩から分けてもらう姿は、部活の風景を思わせ、10代の可愛らしさも感じますね。

別の日には、練習場に行く佐藤選手の手には、日焼け止めがばっちり写っていました。

市原吏音選手(大宮)もマイブームが「スキンケア」ということでしたし、今の若手選手たちは、お肌のケアも欠かさないのですね。

 

佐藤龍之介のプロフィールなど

最後に、佐藤選手のプロフィールなどをまとめてみました。

プロフィール

生年月日 2006年10月16日
出身地 東京都西東京市
身長、体重 171cm / 65kg
愛称 りゅう
在籍チーム(2025年時点) ファジアーノ岡山
背番号 39
ポジション MF
利き足

 

所属クラブ歴

JACPA東京FC
碧山(へきざん)サッカークラブ
FC東京サッカースクールアドバンスクラス
FC東京U-15むさし
FC東京U-18  (2023年 2種登録選手)
FC東京
ファジアーノ岡山

 

日本代表歴

A代表
U-16、17、19、20
U-15日本代表候補

 

まとめ

今回は、佐藤龍之介について深掘りしてきました。

  • 地元・西東京の学校からサッカー一筋の道を歩む
  • FC東京U-15むさしでは、主将として日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で優勝
  • 16歳プロ契約、試合に出れない挫折を経験
  • ファジアーノ岡山でブレイク、右WBのレギュラーとして活躍
  • 日本代表A代表に史上4番目の若さでデビュー
  • 技術と走力を兼ね備えた現代型MFとして評価が高い

佐藤選手は、16歳でプロとなりながら、試合に出られない経験をステップに、果敢に挑戦していくことで、才能を開花させてきました。
その姿勢はきっと、これからの代表や海外挑戦でも大きな武器になるはずです。

今後の成長を追いかけるのが楽しみな逸材ですね!

母・希代子さんの教育法、FC東京アカデミーの弟など、佐藤龍之介の家族のことを知りたい場合は、こちらを読んでいただくと、より佐藤選手のことが分かると思いますよ。

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公開日:2025年

(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。

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