吉田湊海(よしだ みなと)は、16歳にして、鹿島でJ1デビューを果たした、「怪物」と称される若手FW。
実は中学時代、Jクラブの下部組織セレクションに全て落ちるという苦い経験もしており、その挫折を力に変えて成長してきました。
今や世代別代表でもゴールを量産し、未来の日本代表エース候補として大きな期待を背負っています。
今回は、吉田選手の小学校から高校、現在の経歴、父や弟の存在、着用するスパイク、プレースタイル・ポジションまで詳しく紹介していきます!
吉田湊海 小学校・中学校・高校の経歴は?
プロフィールなど
▶プロフィール
生年月日 | 2008年7月15日 |
出身地 | 神奈川県大和市 |
身長、体重 | 171cm / 70kg |
在籍チーム(2025年時点) | 鹿島アントラーズ |
背番号 | 45 |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
▶所属クラブ歴
JFC FUTURO(フトゥーロ)
FC多摩Jrユース
鹿島アントラーズユース(2024・25年2種登録)
▶日本代表歴
U-15、16、17
▶学歴
南林間中学校
鹿島学園高等学校
吉田湊海 小学校時代は? キャプテンを下ろされるも…
サッカーを始めたのは、6歳の頃。経験者であるお父さんに誘われ、遊び半分でボールに触れるとすぐさま夢中に。
JFC FUTURO(フトゥーロ、横浜市泉区)に入り、守備の要となるポジション・ボランチとしてプレーしていました。
小学校ではキャプテンを務めるも、「自分のことしか考えていなかった」と振り返り、最終的にはキャプテンを下ろされる経験も。
悔しい思いをきっかけに、「行動で仲間を引っ張る」意識が芽生えたそうです。
幼いながらに自分を見つめ直し、変わるきっかけを掴んだのは大きな財産。今の「親分肌」の原点は、ここにあるのかもしれません。
吉田湊海 中学校時代は? Jクラブのセレクション全落ちからの飛躍
中学は、南林間中学校に進学。「勉強は苦手。球技は何でも得意だった」と笑って話しています。
サッカーでは、JFC FUTUROの内部セレクション、そして、Jリーグクラブ下部組織のセレクションを全て落選。大きな挫折を経験します。
しかし、東京都多摩市の強豪・FC多摩に加入します。
FC多摩ジュニアユース時代は、主にボランチを務めながらも、ゴールを貪欲に狙う姿勢から攻撃的な才能が一気に開花します。
中学3年生(2023年)のクラブユース選手権(U-15)では、11得点を決めて、得点王&MVPを獲得。チームを初優勝に導く大活躍をみせました。
セレクション全落ちからの逆転劇は、まさに漫画のようなストーリー。挫折を成長の糧にできるのは、本当に強い選手の証拠ですね。
吉田湊海 高校時代は? ストライカー覚醒
2024年に、鹿島ユースに加入します。
渡された背番号は、40番。2023年は小倉幸成(法政大)が、2022年は下田栄祐(いわきFC)が付けていた鹿島ユースの特別な番号は、1年生へと引き継がれました。
鹿島ユースでは、ストライカーとして起用されています。
1年生(2024年)から、プレミアリーグEASTで10ゴールを記録し、日本クラブユース選手権(U-18)大会でも得点王に輝きます。
さらに、2種登録選手となり、トップチームにも参加。
さらにさらに、U-17アジアカップでも、3得点を決め、代表でも存在感を示しました。
鹿島ユース・柳澤敦監督からも「純粋でかわいい選手」と評される一方で、熱く全力でプレーする姿勢が信頼を集めています。
結果だけでなく、人間的な魅力もチームを引き寄せる力になっているようです。
吉田湊海 プロ入りから現在
2025年4月29日の J1第13節 横浜FC戦で、後半アディショナルタイムに途中出場を果たします。
16歳9か月14日でのデビューは、クラブ最年少記録となりました!
また、ユースでも、第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)で、仙台ユースを破り、優勝!(2025年7月)さらに、吉田選手は、6試合6得点を記録し、得点王に輝きました!

若さを感じさせない勝負強さに驚かされます。
吉田湊海 父は?弟は? 支えられた家族の存在
吉田選手は、両親と2人の弟の5人家族です。
吉田選手は、「サッカーに打ち込む自分と弟のためのサポートを惜しまない両親には、感謝の気持ちが大きい。家族みんなでサッカーに取り組んでいる」と感じているそうです。
そして、「一番下の弟は3歳。あまり負担をかけないようにしたい」と、家族を気遣う面も。
父 吉田平さん
夫婦でサッカー好きと話す、お父さん。
セレクションに落ちていた頃に、口うるさく言ってしまったことを後悔し、FC多摩に入った時には、同じことを二度とするまいと、「否定せず褒める」姿勢に転換しました。
点を取ったときは思いきり喜び、強制的な言葉はかけないよう心がけています。
サッカーは子ども自身が考えて行うものだと信じ、親は見守る立場。送り迎えや観戦も夫婦で楽しみながら支えているとのことです。

分かっていても、その姿勢を続けることは、親としても我慢のいることだったと思います。お父さんの決心に賛辞を贈りたいです!
2歳年下の弟・吉田琉海(りゅうと)選手も、有望株
弟・琉海くん(中学3年生)は、川崎フロンターレU-15生田に所属している、将来有望な選手なんです。
ポジションは、サイドバック。
2024年に、全国クラブユース選手権(U-15)で中学2年生の中で唯一、レギュラーとして試合に出場。チームも日本一を達成しています。
兄弟揃って日本代表に入る未来も、夢ではありませんね。
生年月日 | 2010年5月13日 |
出身地 | 神奈川県大和市 |
身長、体重 | 171cm / 65kg |
在籍チーム(2025年時点) | 川崎フロンターレU-15生田 |
ポジション | DF(SB) |
利き足 | 右 |
吉田湊海の履くスパイクは、何?
吉田選手の着用スパイクは、ミズノのモレリアネオIV
「軽量・柔軟・素足感覚」を現代のテクノロジーや最新技術で表現しているシリーズの第四世代。「より軽量で、より柔軟で、より素足感覚を提供する」というテーマを追求。2023年発売。
ストライカーに必要な瞬発力をサポートしているのがよく分かります。
吉田湊海 プレースタイル・ポジションは?
ストライカーでありながら泥臭さも兼ね備えているのが、最大の武器でしょう。
- 親分肌で仲間を鼓舞するムードメーカー・小さい頃からの負けず嫌い。
- ゴール前での決定力は抜群。
- ポジショニング、決定力、シュートバリエーション。ストライカーに必要な資質を全て持ち合わせています。
- 170cmながら、ヘディングも得意としています。
- 前線からのハードワークも怠らない。
本人が憧れる選手は、ジュード・ベリンガム選手(レアル・マドリード)。守備から攻撃まで幅広くこなす万能性を理想に掲げています。
まとめ
今回は、吉田湊海について深掘りしてきました。
- 小学校時代:キャプテンを下ろされ、仲間を意識する姿勢を学ぶ。
- 中学校時代:セレクション全落ちからの得点王&MVPで飛躍。
- 高校時代:鹿島ユースでストライカー覚醒、ゴールを量産。
- プロ入り後:16歳でクラブ最年少J1デビュー、クラブユース得点王。
- 家族:父母の支えと弟の存在が大きな原動力。
- プレースタイル:決定力とハードワークを兼ね備えた万能FW。
吉田湊海選手は、挫折を力に変えて成長し続けるストライカー。
日本代表の未来を担う存在として、これからますます輝きを増していくことでしょう!
公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。