ベルギーリーグで活躍するFW・後藤啓介(ごとう けいすけ)。191cmの長身を生かしたプレーに加え、抜群のスピードと技術でゴールを量産する若きストライカーです。
17歳でJリーグデビュー、18歳で海外移籍と、常に挑戦の道を歩んできた後藤選手。
今回は、彼の学歴(小学校・中学校・高校)やプロ入りまでの歩み、そして海外移籍後のエピソードまでを詳しく紹介します。
後藤啓介の経歴まとめ
まずは、後藤選手の経歴をさっとまとめてみました。
後藤啓介のプロフィールは、こちら
| 生年月日 | 2005年6月3日 |
| 出身地 | 静岡県浜松市中央区 |
| 身長、体重 | 191cm / 78kg |
| 在籍チーム(2025年時点) | シント=トロイデンVV(ベルギ―) |
| 背番号 | 42 |
| ポジション | FW |
| 利き足 | 右 |
所属クラブ歴
カワイ体育教室サッカークラブ
ジュビロ磐田U-15
ジュビロ磐田U-18(2022年 2種登録)
ジュビロ磐田
アンデルレヒト(RSCAフューチャーズ)
シント=トロイデンVV
日本代表歴
U-15、16、17、18、19、20
学歴
浜松市立上島小学校 – 浜松市立曳馬中学校 – 磐田東高等学校 – 第一学院高等学校(2023年転籍)
後藤啓介 小学校時代 カワイ体育教室、抜群のスピードの理由
お兄さんの影響で、4歳からサッカーを始めます。2010年南アフリカW杯をテレビで見て、プロや世界への憧れを抱くようになりました。
浜松市立上島小学校に通いながら、ピアノや音楽教室でおなじみの、カワイ体育教室でサッカーを学んでいました。
恩師の「大きな選手こそ足元を鍛えよ」という指導もあり、技術の土台が築かれました。
お父さんはバレーボール経験者。
後藤選手もお父さんの勧めで、小学校2年生までバレーボールも取り組んでいました。それ以外にも、陸上競技や水泳、テニスなど。
陸上競技やバレーボールの経験は、抜群のスピードやヘディングのタイミングなど、今のプレースタイルにも影響を与えているそうです。
後藤啓介 中学校時代 中3で飛び級昇格
浜松市立曳馬中学校に進学し、ジュビロ磐田U-15に所属。様々なポジションを経験しながら戦術眼とスキルを磨きました。
中学3年で早くもU-18へ昇格するなど、飛び級的な成長ぶりはまさに逸材。
上島小学校・曳馬中学校出身には、同じジュビロ磐田の松原 后(まつばら こう)選手がいます。
後藤啓介 高校時代 ジュビロトップ昇格
高校は、私立磐田東高等学校に進学。2023年に第一学院高等学校へ転籍し、サッカーに専念しました。
| 【磐田東高校の出身者】 ・伊藤洋輝(FCバイエルン・ミュンヘン) ・山下諒也(ガンバ大阪) ・藤ヶ谷陽介(引退) ・古橋達弥(引退) ・上田康太(引退) ・八田直樹(引退) など |
2022年には2種登録でジュビロのトップチーム入りし、天皇杯でデビュー。同年のU-18プレミアリーグでは18試合10得点と圧巻の成績。
さらに2023年のJリーグ開幕戦・ファジアーノ岡山戦では2得点を決め、クラブ最年少ゴール記録(17歳260日)を25年ぶりに更新。まさに“持っている男”を証明しました。

25年前の記録は、高原直泰(現沖縄SV CEO)の18歳290日でした。
そして、プロ1年目ながらリーグ戦33試合7得点の活躍で、チームのJ1昇格に貢献しました。
調子が上がらない時期に、当時の横内監督から「まず一つ直せば、そこからどんどん直っていくから」とアドバイスを受けて、復調のきっかけをつかんだそうですよ。
後藤啓介 海外移籍(アンデルレヒト、シント=トロイデン)、ホームシックは?
RSCアンデルレヒトへ移籍、移籍の裏側も
2023年のジュビロ磐田は、外国籍選手の移籍に関する規則違反で、選手を獲得できない状況でした。
後藤選手は、夏にオファーを受けていましたが、その状況から後藤選手も「ジュビロをJ1に昇格させてから海外に行きます」と決断。
そして磐田はJ2を2位となり、2024年のJ1昇格を決めました。
2023年11月、ベルギーの名門・RSCアンデルレヒトへの期限付き移籍を発表。
もちろん背番号は、「42」。
アンデルレヒトは夏にもオファーをしていましたが、後藤選手の判断をふまえ、「冬まで待つ」と伝えていたそうです。
セカンドチームにあたるアンデルレヒト・フューチャーズで経験を積み、2024年12月、アンデルレヒトへ完全移籍。
完全移籍時の移籍金は、110万ユーロ(約1億7600万円)と報道されています。
2025年1月、メヘレン戦でトップチーム初ゴール!続いて、ヨーロッパリーグ、ホッフェンハイム戦でも、2試合連続ゴールを決めました。
シント=トロイデンVVへ期限付き移籍 金髪に染めて、初出場初得点
2025年8月、同じリーグのシント=トロイデンVVへ期限付き移籍で加入。
| 【2025・26シーズン シント=トロイデンの日本人選手】
・谷口彰悟 |
移籍直後のリーグ戦・ラ・ルビエール戦、後半からの途中出場で、決勝点を決めファンを沸かせました。
しかも、髪の毛を金髪にチェンジした姿に驚きました。アンデルレヒトで黒色に染めて得点できたとのことで、ゲン担ぎで、チームカラーに合わせた金髪にしたそうですよ。
様々なチームで加入後、すぐに結果を出し続けている後藤選手は、持っている男と言えるでしょう。
ホームシックのうわさは?
ホームシックで日本に戻るのか!?という報道もありましたが、後藤選手はそんな噂を笑い飛ばしています。
「それは絶対にないです。日本が恋しいと思う瞬間はあるけど、こっちに来たのは目標達成のためなんで。普段は英語で、聞き取りもほぼ完璧ですから、日常会話に支障はないです。」(引用:週プレNEWS)
後藤選手は「日本なら22歳でも若手だが、ヨーロッパでは中堅扱い。自分より若い選手がトップで活躍していて刺激が多い」と話しており、ホームシックとは無縁と言えそうですね。
まとめ
今回は、後藤啓介について深掘りしてきました。
• 小学校時代:多競技経験で身体能力を磨き、基礎技術を徹底。
• 中学校時代:中3で、ジュビロ磐田U-18に飛び級昇格
• 高校時代:17歳でトップチームデビュー。磐田での最年少ゴール記録更新。と、プロへの道を切り開く。
• 海外移籍:18歳で海外移籍。アンデルレヒト、シント=トロイデンで即結果を残す。ホームシック説は完全否定。
後藤啓介は、ただの「大型ストライカー」ではなく、多競技で培った身体能力と技術を武器に進化を続ける選手です。
早くから海外へ飛び込み、自らの可能性を広げている姿は、多くの若手にとって憧れとなるでしょう。
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公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。
