身長191cmの大型ストライカーながら、ただ高さに頼る選手ではないのが、後藤啓介(ごとう けいすけ)。
俊敏な動き出しや足元の技術、さらには熱いメンタルも兼ね備え、ヨーロッパの舞台で存在感を示しています。実はもともとFW志望ではなく、ボランチやセンターバックを好んでいたという意外な一面も。
今回は、後藤選手のプレースタイルと特徴、ポジション、ボランチ志望の真相について、紹介していきます。
後藤啓介 特徴・プレースタイル、ポジションは?
後藤選手のポジションは、FW。その特徴を考察していきます。
裏への抜け出しと俊敏性
長身選手と聞くと「高さで勝負する」イメージがありますが、後藤選手は違います。
武器は、裏への抜け出しとスピード。
191cmの体格ながら俊敏で、相手DFを一瞬で置き去りにする加速力を持っています。さらにトップスピードでも正確にボールを扱える技術も兼ね備えています。
お父さんの勧めで、少年時代に陸上競技に取り組んでいた経験も活かされています。
大きな選手にありがちな“足元の硬さ”がないのが、本当に強みですね。
ボールコントロールと万能性
少年時代にボランチやセンターバックを経験したことで、足元の技術や展開力を磨きました。
小学生時代の恩師の「大きな選手こそ足元を鍛えよ」という指導方針も活きていることでしょうね。
そのため、FWとしてプレーしていても「受け手」としての動きだけでなく、「出し手」の視点も持っています。
「相手DFが考えていることがわかる」というコメントからも、複数のポジション経験が生きているのが伝わります。
後藤選手も、「ヨーロッパの印象は、ピッチの中で1対1を11カ所でやっている。小さい頃からコーンドリブルや1対1などの技術練習をしてくれたのは、大きかった」と、幼少期からの積み上げを振り返っています。
熱いメンタルと強気な姿勢
高さや技術も魅力ですが、後藤選手を特別にしているのは「鋼のメンタル」。
高校生の頃から「ボールをオレに寄こせ!」と堂々と要求する強気なスタイルで、周囲からも「物おじしない選手」と評価されていました。
サッカーが好きだから熱くなっちゃうんです。気持ちを見せるのは当たり前のこと。別に下手でも強くなくてもいいけど、サッカーをやるなら気持ちがないと始まらないです。(引用:web Sportiva)
大舞台に立ち続けられるのも、この強気さがあってこそ。どんな相手にも立ち向かう姿勢は見ていて頼もしいです。
後藤啓介 本当はボランチ志望?
意外にも、「今でもFWはやりたくない」と語る後藤選手。
憧れは、シャビやイニエスタといった中盤で、小柄ながらボールや人を動かす力、確かな技術を持った選手。
「後ろから全部を見られるセンターバックや、360度を見ながらボールを散らして攻守に関われる中盤のほうが好きだった」と話しています。
しかしプロ入り後はFWに固定され、持ち前のスピードと技術でゴールを量産。
まさに“求められている場所で結果を出す”姿勢が、彼の成長を後押ししていると感じます。
後藤啓介 ハーランドやレバンドフスキなどを参考に
FWだと、ハーランドやレバンドフスキ、MFだと、デ・ブライネなどを参考にしているとのこと。他にも、ガビやペドリといった近い世代の選手も参考に。
特定の選手を追いかけるということでなく、またFWだけを見ることもないという後藤選手、そういった視野の広さもプレーの幅を広げるのに役立っているのでしょうね。
後藤啓介 今後の課題は、ボールを収める力
後藤選手は、自身の通用する部分と課題について次のように語っています。
・高さの割にアジリティや技術があるから、スペースへの抜け出しやボックス内で動き出しは通用している
・ボディコンタクトやエアバトルなどのボールを収める能力が圧倒的に足りない。
・組織というより個人個人の戦い。FWなので、個でおさめたり剥がしたりできるようにならないといけない。
後藤啓介のプロフィールは、こちら
生年月日 | 2005年6月3日 |
出身地 | 静岡県浜松市中央区 |
身長、体重 | 191cm / 78kg |
在籍チーム(2025年時点) | シント=トロイデンVV(ベルギ―) |
背番号 | 42 |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
所属クラブ歴 | カワイ体育教室サッカークラブ ジュビロ磐田U-15 ジュビロ磐田U-18(2022年 2種登録) ジュビロ磐田 アンデルレヒト(RSCAフューチャーズ) シント=トロイデンVV |
日本代表歴 | U-15、16、17、18、19、20 |
学歴 | 浜松市立上島小学校 – 浜松市立曳馬中学校 – 磐田東高等学校 – 第一学院高等学校(2023年転籍) |
まとめ
今回は、後藤啓介のプレースタイル・ポジションなどついて深掘りしてきました。
・裏への抜け出し:191cmながら俊敏でスピードに強み。
・足元の技術:ボランチ・CB経験を生かし、巧みなコントロールを発揮。
・メンタル:強気な姿勢で堂々とプレー。
・ポジション観:実はボランチ志望だったが、FWで才能を開花。
後藤啓介は「高さ+スピード+技術+メンタル」を兼ね備えた稀有なストライカーです。
FWとしてゴールを奪い続ける一方で、ボランチやCBの経験から培った万能性も魅力。ヨーロッパの舞台でさらに磨かれていく後藤選手の進化から、ますます目が離せません。
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公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。