鹿島DF・松本遥翔(まつもと はると)は、2025年に、徳田誉、佐藤海宏とともに、鹿島ユースから昇格した期待の若手です。
プロ1年目のシーズンは、まだ出場機会を得られず、厳しさを味わっていますが、ユース年代では、U-17ワールドカップへの出場も経験。ここからの巻き返しを期待したいところです。
今回は、松本選手の高校・中学校・小学校での経歴、出身、現在、ポジションやプレースタイルなどについて、紹介していきます。
松本遥翔 高校・中学校・小学校での経歴は?出身は?
プロフィールなど
▶プロフィール
生年月日 | 2006年9月29日 |
出身地 | 埼玉県 |
身長、体重 | 176cm/73kg |
愛称 | はると |
在籍チーム(2025年時点) | 鹿島アントラーズ |
背番号 | 32 |
ポジション | DF |
利き足 | 右 |
▶所属クラブ歴
江南南サッカー少年団
JFAアカデミー福島U-15WEST
鹿島アントラーズユース(2023年 2種登録選手)
鹿島アントラーズ
▶日本代表歴
U-16、17、22日本代表
U-15、16日本代表候補
▶学歴
御殿場市立富士岡中学校 – 鹿島学園高等学校
幼少期から小学校時代 原口元気を輩出した強豪チームに加入
出身は、埼玉県。
サッカーを始めたのは、5歳。江南南サッカースポーツ少年団に所属し、多数のプロを育ててきた 松本暢佑総監督の指導を受けます。
松本選手もここで基礎技術を徹底的に磨き、サッカーの楽しさと厳しさを知ったことでしょうね。幼少期から良い環境で育ったことが、今のプレーにつながっていると感じます。
江南南サッカースポーツ少年団とは? ・埼玉県熊谷市立江南南小学校を拠点とするサッカー少年団。 ・第27回全日本少年サッカー大会で優勝、バーモントカップでも優勝2回の実績があります。 ・原口元気選手(浦和レッズ)、加藤 陸次樹選手(サンフィレッチェ広島)、松本泰志選手(浦和レッズ)など、多数のプロを輩出しています。 |
中学校時代 親元を離れ、JFAアカデミーへ
小学校を卒業後は、高校進学時の選択肢を広げることを考え、JFAアカデミー福島U-15 WESTに進みました。
ここで大きな転機となったのは、ポジション変更。アタッカーからディフェンシブな役割に移り、「攻守に貢献できる選手」へと進化しました。
中学生で親元を離れた、アカデミーでの生活は、学業とスポーツを両立しながらも、仲間と切磋琢磨し、自立心も大きく育ったのではないでしょうか。
JFAアカデミー福島は、どんなところ?
日本サッカー協会(JFA)が、福島県などと連携して推進するサッカー選手のエリート教育機関・養成システム。
男子は中学校3年間を対象(女子は中高6年間)。
寮に寄宿しながら学校に通い、帰寮後トレーニングを行います。夕食後には、JFAプログラム(英会話、大会運営補助、マナー講座など)や学習の時間があります。
週末にはトレーニングや試合、その他の活動を行います。
EAST(福島拠点)は広野町立広野中学校、WEST(静岡拠点)は御殿場市立富士岡中学校に通います。
※2023年度に、JFAアカデミー福島WESTの活動は終了しています。東日本大震災の影響で静岡県御殿市に移転していましたが、2021年から福島での活動を再開したため。
JFAアカデミー福島の費用は?
入学手続金(初年度のみ)と毎月の活動費がかかります。
※サッカーの活動に関わる費用やアカデミーで受ける各種カリキュラムに掛かる費用は、全額日本サッカー協会が負担。
※学校教育に掛かる費用は別。
初年度 | 2年目以降 | |
入学手続金 | 300,000円 | ー |
活動費
(住居費、食費費、水道光熱費等) |
月額 100,000円 | 月額 100,000円 |
合計(年間) | 1,500,000円 | 1,200,000 円 |
高校時代 鹿島アントラーズ・ユースに加入
高校は、鹿島アントラーズと提携している鹿島学園高等学校に進学。
鹿島ユースでは、主にサイドバックやセンターバックとしてプレーしながら、大会や国際舞台も経験しています。
2023年にはU-17ワールドカップに出場し、世界の舞台も経験(1試合出場)。チームは、決勝トーナメント(ラウンド16)で、スペインに惜しくも敗戦(1-2)。
当時の代表メンバーには、今もJリーグや海外で活躍する選手が多数いました。
・ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾 |
2024年から、二種登録選手となることが決まりましたが、2023年12月、高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦で前十字靭帯損傷の大ケガを負い、ユース最終学年の多くを棒に振ることに。
順風満帆とはいかないキャリアですが、この逆境を乗り越えた経験をどう生かすかが松本選手の真価を決めるポイントでしょう。
松本遥翔 鹿島アントラーズでの現在・今
2025年には、同学年のDF佐藤海宏選手や、FW徳田誉選手と3人で、昇格しています。
しかし、2025年はプロとして厳しいシーズンとなっています。鹿島の右サイドバックでは濃野公人と小池龍太のJリーグ屈指のタレントに加え、進境著しい津久井佳祐が出場機会を重ねる中、まだ出場機会はありません。
一方で、2025年7月ウズベキスタン遠征に臨むU-22日本代表に選出され、1試合に出場するなど、成長の兆しは確実にあります。
9月のAFC U23アジアカップサウジアラビア2026 予選のU-22日本代表にも選出。
本人も「プレー強度に慣れて迫力を出していきたい」と語っており、挑戦はこれから。未来を期待したくなるコメントですね。
松本遥翔 ポジションは?特徴・プレースタイルは?
ポジションは、主に右サイドバック。
特徴は次の通りです。
- フィジカルの強さを生かした1対1の守備
- 高い身体能力を発揮し、センターバックも務めることができる
- 瞬発力を生かしたシュートブロック
- 積極的な攻撃参加で見せる迫力あるオーバーラップ
- パンチ力のあるキック
まとめ
今回は、松本遥翔について深掘りしてきました。
・小学校時代:埼玉の強豪・江南南サッカー少年団で基礎を磨く
・中学時代:JFAアカデミー福島で守備に転向し成長
・高校時代:鹿島ユースで飛躍するも、大ケガで挫折
・現在:鹿島トップ昇格も、出場機会をつかむ挑戦中
・プレースタイル:フィジカルと対人の強さ、攻撃参加が魅力
浮き沈みを経験しながらも成長を続ける松本遥翔。プロとしてはまだスタートラインに立ったばかりですが、厳しい環境で揉まれるからこそ、一回り大きな選手に育つ予感がします。
これからの飛躍に注目していきましょう!
公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。