サンフレッチェ広島の次世代を担う若きMF、中島洋太朗(なかじま ようたろう)。
クラブ史上最速でプロ契約を結び、日本代表でも活躍している注目株です。
「ようちゃん」の愛称で親しまれる彼は、幼い頃からサッカーに打ち込み、確かな実績を積み重ねてきました。
今回は、中島選手の小学校・中学校・高校までの経歴、プロ入りから現在、そして気になる海外移籍の可能性などをまとめてご紹介します。
中島洋太朗 海外移籍はある?
イタリアのメディアの「2025年に追うべき若手50人」に選ばれるなど、将来性が高く評価されています。
ドイツのケルンから興味を持たれているとの報道がありました。ケルンのコーチが来日した際、中島選手を高く評価したとか。
また、オランダのNECが、所属する佐野航大選手に移籍の話が出ていて、その代役として、中島選手の獲得を検討しているとの情報も。
ただ、噂話かもしれませんし、現時点では具体的な移籍話には進んでいないようです。
また、チームメイトのトルガイ・アルスラン選手も「長くはJリーグにいないと思う」と語っており、海外挑戦は、時間の問題かもしれません。
中島洋太朗 高校・中学校・小学校の経歴は? 出身は?
まずは、中島選手のプロフィールなどをさっとまとめてみました。
▶プロフィール
生年月日 | 2006年4月22日 |
出身地 | 広島県広島市 |
身長、体重 | 175cm / 68kg |
愛称 | ようちゃん |
在籍チーム(2025年時点) | サンフレッチェ広島 |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
▶所属クラブ歴
サンフレッチェ広島F.Cジュニア
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース
サンフレッチェ広島F.Cユース (2023・24 2種登録選手)
サンフレッチェ広島F.C
▶日本代表歴
U-16、17、19,20日本代表
U-15日本代表候補
▶学歴
広島市立牛田新町小学校 – 広島市立牛田中学校 – 広島県立吉田高等学校
小学校~高校時代 父・浩司さんは元プロ、久保竜彦さんも感じた才能
サッカーを始めたのは、小学3年生。お兄さんの影響でボールを蹴り始めると、すぐにサンフレッチェ広島ジュニアに加入しました。
その後はジュニアユース、ユースとステップアップし、広島一筋で育った生え抜き選手です。
父・浩司さんはサンフレッチェ広島でもプレーした元プロサッカー選手。
お父さんは、元日本代表・久保竜彦さんとも交流があり、幼い洋太朗選手を見て「海外に行け」と太鼓判を押したそうです。
小学生の頃から周囲が才能を感じるほど、将来を期待されていた存在だったのですね。
プロ入りから現在
◆2023年
9月、17歳4ヶ月で、トップチームとのプロ契約を締結(2023・24年は2種登録選手)。
・17歳4ヶ月でのプロ契約締結はクラブ史上最速。
・高校2年でのプロ契約は、高萩洋次郎さん(引退)、大迫敬介選手についでクラブ史上3人目。
◆2024年
3月の J1第5節ガンバ大阪戦で、Jリーグ初出場。ユースでは背番号10を着用し、中心選手としてプレー。
ドイツ・VfBシュトゥットガルトとの親善試合で、プロ初ゴールを記録しました。
10月のAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2戦に出場したことで、プロA契約の締結条件をクリアし、プロA契約締結。
A契約後の年俸は、600万円と報じられています。
2024年は、J1で12試合、ルヴァン杯2試合、天皇杯3試合に出場。ACLでは、6試合出場で2得点を記録しました。
◆2025年
4月の鹿島アントラーズ戦で左ヒザを負傷。手術などもあってしばらく戦列から遠ざかっていましたが、6月の横浜FC戦で交代出場。その後も出場を重ねています。
中島洋太朗 日本代表での活躍
2023年のFIFA U-17ワールドカップでは、全4試合に先発出場。「攻撃は通用する」と手応えを得た一方で、世界の強度や賢さに刺激を受けました。
当時の代表メンバーには、今もJリーグや海外で活躍する選手が多数いました。
ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾 |
2025年には、U-20日本代表としてアジアカップに出場。9月に開催されるU-20ワールドカップの出場権獲得にも貢献しました。
国際大会を経験するごとに、一段と逞しく成長しているのがわかります。
代表メンバーには、Jリーグや海外で活躍する選手が多数選出されています。
荒木 琉偉 |
中島洋太朗 背番号に込められた父とのつながり
父・浩司さんと同じ背番号35。
クラブから「お父さんは35番をつけていたけど」と聞かれ、自身は特にこだわりがなく、父がつけていた番号でいいかなということで選んだそう。
大きなこだわりはないと言いつつも、父とのつながりを大切にしている姿が印象的です。
親子二代で同じ背番号を背負うなんて、素敵なエピソードですね。
まとめ
今回は、中島洋太朗について深掘りしてきました。
- 海外クラブから注目を集め、海外移籍の可能性も十分。
- 小学校から高校までサンフレッチェ広島で育ち、久保竜彦さんも才能を認めた。
- 17歳でプロ契約、J1やACLで存在感を発揮。
- 年代別日本代表では世界を肌で感じ、大きく成長中。
- 背番号35は父・浩司さんとの絆を感じさせるもの。
中島選手は「サンフレッチェ広島の未来」であると同時に、「日本サッカーの未来」でもあります。今後の成長と海外挑戦が楽しみで仕方ありませんね。
家族、プレースタイル、話題となったレモネード試飲リアクションなどをまとめた記事を、読んでいただくと、より中島選手のことが分かると思います。ぜひどうぞ。

公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。