髙橋仁胡はハーフなの?国籍は?両親は? バルセロナ育ちのSBに注目!

今回は、髙橋仁胡(たかはし にこ)について、紹介します。FCバルセロナのカンテラ時代から、日本でもそのプレーがニュースになっていた選手。現在は、セレッソ大阪に所属し、U-20日本代表にも名を連ね、将来が期待される若きサイドバックです。

FCバルセロナのカンテラ出身というだけで、どれだけの才能を持った選手なの?と興味を抱かざるを得ません。
そんな髙橋仁胡は、ハーフなのか、両親の存在、経歴、プレースタイルなどを詳しく掘り下げていきます!

髙橋仁胡はハーフ?国籍はどうなっているの?

ずばり髙橋選手は、日本とアルゼンチンのハーフです。
母親は日本国籍、父親はアルゼンチン国籍、そして生まれはスペイン・バルセロナになります。

ちなみに、フルネームは「髙橋 センダゴルタ仁胡(たかはし センダゴルタ にこ)」。「センダゴルタ」は、父親のファミリーネームに由来しています。

国籍は、日本・スペイン・アルゼンチンの三重国籍を保有。

ただし、日本の法律では20歳までに国籍を一つに選ぶ必要があります。

現在はU-20日本代表としてプレーしています。日本国籍を選択する可能性が高いですが、スペインやアルゼンチンを選んだ場合、日本国籍は失うことになります。

どの国を選ぶのか、彼の将来に大きく影響するだけに、今後の動向にも注目です。

「日本代表でプレーすることが目標」とも話しており、このまま日本国籍を選択してくれることを願うばかりですね。

髙橋仁胡の両親は?兄弟はいる?なぜ関西弁?

父親は、アルゼンチン人のフェデリコ・センダゴルタ氏。

母親は、日本・兵庫県神戸市の出身(お名前はわかりませんでした)。その影響もあって、髙橋選手自身も、自然と関西弁を話すようになったそうです。

とはいえ、スペイン育ちの彼は日本語が少し苦手で、とくに敬語は「むずかしい」と感じているとのこと。インタビューでは、そんな素直な姿に親しみを感じるファンも多いようです。

なお、兄弟についての情報は、現在公開されていません。

そして、そんな髙橋選手を陰ながら支えてきたのが、お母さんの存在です。
2022年、初めてU-19日本代表に“飛び級”で選出されたときには、真っ先にお母さんに連絡を取ったそうです。

「母に連絡したら、泣いて喜んでくれました(笑)」(引用:セレッソ大阪公式HP)

この一言からも、母子の絆の深さが伝わってきます。

2023年には、U-20アジアカップを突破し、U-20ワールドカップ(開催地:アルゼンチン)にも出場。
現地には、父の祖国でもあるアルゼンチンに家族が観戦に訪れ、家族全員で国際舞台に立つ息子の勇姿を見届けました。

さらに2024年、髙橋選手は新たな挑戦として、Jリーグのセレッソ大阪に加入。初めて日本でプレーすることになり、生活環境も大きく変わりましたが、それでもお母さんの言葉が彼の背中を押してくれました。

「母も日本でプレーすることを喜んでくれました。母はスペインに住んでいるため、離れて暮らすのは少し寂しいですが、自分の夢のために日本でしっかり頑張りたいと思っています。母も『仁胡の夢のために応援する』と言ってくれました。」(引用:セレッソ大阪公式HP)

遠く離れていても、心はいつもそばにある。
家族の深い愛情に支えられながら、一歩一歩、自分の夢に向かって歩みを進めています。

髙橋仁胡の経歴は?バルセロナ・カンテラ出身!

少年期~バルサ入団まで

サッカーを始めたのは、幼少期のフットサルからでした。

4歳のころ、学校の友達の影響でフットサルクラブに入り、やがて本格的にサッカーへ移行。
FCBペーニャ、サン・クガFC、UEコルネジャといったカタルーニャの地元クラブで腕を磨き、やがてFCバルセロナ、RCDエスパニョール、ジローナFCという名門からオファーを受けるまでになります。

2019年、彼は憧れだったFCバルセロナのカンテラ(下部組織)に加入。カデーテB(U-15相当)から始まり、カデーテA、フベニールB、フベニールAへと着実にステップアップ。
“ボールを大切にする”バルサの哲学を体現する選手として、日々成長していきました。

バルサ退団という挫折

しかし、順風満帆に見えた道に思わぬ壁が立ちはだかります。

2024年、ケガの影響により、バルセロナBへの昇格が叶いませんでした。トップ昇格を夢見ていた髙橋選手にとって、大きな挫折だったことでしょう。

それでも彼は、その悔しさを前向きな言葉に変えて語っています。

「サッカーも人生も、良い時もあればそうでない時もあります。終わったことを考えても変えられません。『ケガがなければバルサBに行けた』と考えても仕方がない。成長を重ねていけば、またリーガでプレーするチャンスがあるかもしれません。」

この言葉には、サッカー選手としてだけでなく、一人の人間としての強さと前向きさが詰まっていると感じました。

夢に手が届きそうで届かなかったとき、それでも「終わったことにとらわれない」心の持ち方は、どんな職業・立場の人にも通じる姿勢ではないでしょうか。

日本代表での飛躍と、心温まるエピソード

髙橋選手は、2022年にU-18日本代表に初選出。翌2023年には“飛び級”でU-20アジアカップ・U-20ワールドカップに出場。いずれも主力としてプレーし、若き日本代表の中核を担ってきました。

そんな真剣勝負の舞台でも、彼の人懐っこい人柄が垣間見えるエピソードがあります。

2023年U-20ワールドカップ(開催地:アルゼンチン)の直前、チームメイトたちが現地の有名理容師に散髪をしてもらうという出来事がありました。

実はこれ、髙橋選手の「コネ」で呼んだという理容師だったそうですが……
「おれがインスタを通じて呼んだ」と自信満々に話しながら、実は知り合いではなかったとか(笑)。

「日本では知らない人に髪を切ってもらうのは変かもしらんけど、スペインでは普通にある」と、スペインらしい価値観も披露してくれました。(引用:ゲキサカ)

この“散髪エピソード”は、チームの緊張感を和らげるきっかけにもなり、仲間たちからの信頼の厚さもうかがえる場面でした。

セレッソ大阪での挑戦、そして再び夢へ

2024年7月、髙橋選手はJリーグ・セレッソ大阪に加入。日本での生活もプレーも初めてという環境に飛び込む決断を下します。

初年度こそ公式戦出場はなかったものの、2025年シーズンにはチャンスをつかみ、3月のJ1デビュー戦で同点弾を演出する活躍を見せます。

チームの先輩である香川真司選手からの「怖がらずに自分のプレーをしろ」という言葉も支えになっているといいます。

「リーガ再挑戦」と「日本代表入り」。

2つの大きな夢を追いながら、今この瞬間も地道に歩みを進めている髙橋仁胡。その姿勢は、夢を諦めずに努力し続けるすべての人へのエールでもあります。

※2025年7月5日のガンバ大阪とのダービーで、相手との競り合いでジャンプし、着地の際に右足を負傷。右足小指の付け根にあたる第5中足骨骨折で、全治3カ月と診断されたもようです。U-20ワールドカップの出場も絶望視されており、残念なニュースとなってしまいました…。

髙橋仁胡のプロフィールは、こちら。

生年月日 2005年8月17日
出身地 スペイン・バルセロナ
身長、体重 173cm / 65kg
愛称 ニコ
在籍チーム(2025年時点) セレッソ大阪
ポジション DF
利き足

 

髙橋仁胡の評価は?ポジション・プレースタイルを解説!

髙橋選手の主戦場は、左サイドバック。
173cm・65kgと小柄ながら、豊富な運動量で上下動を繰り返すタイプで、攻守両面に貢献します。

プレーの特徴

• 左足のキック精度が高く、攻撃の起点に。

• 積極的な攻撃参加でチャンスを演出。

• 球際に強く、1対1でも引かないメンタリティー。

• サッカーの見方が独特で、状況判断力にも優れる。

バルサ仕込みのパスワークと、日本的な献身性を併せ持ち、セレッソ大阪のアグレッシブなサッカーにもフィットしています。

メンタリティーも注目

小さい頃から負けず嫌いで、遊びでも負けると泣いていたというエピソードも。

前回のU-20W杯では、アルゼンチン開催にもかかわらずグループステージ敗退となり悔しさをにじませましたが、「次はこの悔しさをぶつけたい」と語っており、リベンジへの意欲も強く感じられます。

まとめ

今回は、髙橋仁胡について深掘りしてきました。

・日本とアルゼンチンのハーフ。スペイン・バルセロナで生まれる。
・FCバルセロナの下部組織で5シーズンを過ごした経験を持つ逸材のサイドバックです。
・日本語、スペイン語、英語、カタルーニャ語を操る。
・バルサではBチーム昇格目前での退団という悔しさも味わうが、ポジティブに乗り越える力強さを持つ。
・現在はセレッソ大阪でプレーし、再び世界への挑戦を志す。

家族、とくに母親との絆を大切にしながら、夢のために一歩ずつ進む髙橋選手の姿は、多くのサッカーファンにとっての希望の象徴です。
まだ20歳という若さながら、海外での挫折、代表での歓喜、日本での新たな挑戦など、まさにドラマのようなサッカー人生を歩んでいる彼。
どの国籍を選ぶのか、そしてどこまで駆け上がっていくのか——これからの活躍に、目が離せません。

 

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