鹿島アントラーズFWの徳田誉(とくだ ほまれ)。
小学校時代から鹿島のアカデミーで育ち、17歳でトップチームデビューを果たしている将来の鹿島をしょって立つであろう選手の一人です。
今回は、徳田選手の小学校、中学校、高校の経歴、プレースタイル・特徴・ポジションについて、紹介していきたいと思います。
徳田誉の経歴~小学校は?中学校は? マルバ、マリーナFC
徳田選手は、千葉県出身。
サッカーをはじめたのは、5歳から。
関東を中心にスクールを展開しているmalva(マルバ)サッカースクール浦安校に通っていました。狭いコートの中での技術やボールの受け方、シュートまで持って行く技術などを学んだと話しています。
また、千葉県浦安市日の出小学校、日の出南小学校を拠点に活動するマリーナFCに所属していました。
小学校低学年の当時は全学年の練習に参加するくらいにサッカーが大好きな少年だったそうです。
その後、小学4年生で鹿島アントラーズつくばジュニアに加入し、鹿島アカデミーでの生活が始まります。

アカデミーの中でも、ジュニアは、小学4年生からスタート。鹿島、ノルテ(日立)、つくばの3チームが活動しています。
中学時代は、鹿島つくばジュニアユースに昇格し、恵まれた環境の中で技術だけでなく体作りやメンタル面も育まれていきました。
中学生年代(15歳以下)で構成されるジュニアユースは、鹿島、ノルテ(日立)、つくばの3チームが活動しています。県内の有望選手を発掘、育成するシステムを確立し、監督、コーチ、GKコーチのほか、トレーナーも置くなど、体調管理も含めた育成に力を入れて取り組んでいます(引用:鹿島アントラーズHP)。
小学生の頃から「もっとやりたい!」と高学年の練習にも加わるほどのサッカー少年。すでに夢に向かって突き進む姿勢が見えますね。
徳田誉の経歴~高校は? クラブ最年少ゴールを記録
高校は、鹿島アントラーズと提携している鹿島学園高等学校に進学。
クラブでは鹿島ユースで活躍しながら、大会や国際舞台も経験していきます。
◆高校1年生(2023年)
国体(特別国民体育大会)で、茨城県代表として優勝。
茨城県は、決勝で大阪府に2-0で勝利。1974年以来2回目の優勝を果たしました。
U-17W杯(インドネシア)にも出場(3試合出場0得点)。
決勝トーナメント(ラウンド16)で、スペインに惜しくも敗戦(1-2)。当時のスペインには、バルセロナで活躍中のクバルシがいましたね。
当時の代表メンバーには、今もJリーグや海外で活躍する選手が多数いました。
・ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾 |
◆高校2年生(2024年)
鹿島アントラーズトップチームでの二種登録選手となります。
・6月のJ1第18節のアルビレックス新潟戦で途中出場して、J1リーグ戦デビュー。
・9月のJ1第31節のサンフレッチェ広島戦で途中出場して、J1リーグ戦初ゴール。
このゴールは、内田篤人さんが持つクラブ最年少ゴール記録(17歳11か月22日)を更新する、17歳6か月27日でのゴールとなりました。

J1での最年少ゴール歴代記録としては、このようになります。
1位:FW森本貴幸(東京ヴェルディ)の15歳11カ月28日(2004年)
2位:MF久保建英(横浜F・マリノス)の17歳2カ月22日(2018年)
3位:FW徳田誉(鹿島アントラーズ)の17歳6か月27日(2024年)
元日本代表MFの北澤豪さんは、このシュートをこのように評価しています。
「シュートをノーステップで蹴っているんですよね。助走なしで蹴れる。日本人ではキック力ないんですよ。17歳でノーステップで蹴れちゃうところ。恐ろしい17歳ですね」(引用:日本テレビ系列情報番組「シューイチ」)
鹿島の将来を背負う選手にふさわしいインパクトです!
2024シーズンは、J1では12試合出場1得点で終えました。
◆高校3年生(2025年)
念願のトップチーム昇格!背番号は34。同学年のDF佐藤海宏選手や、DF松本遥翔選手も昇格しています。
3月、U-20日本代表スペイン遠征中に行われたU-20アメリカ代表戦で、右足を負傷(右足関節内果骨折)し、離脱を余儀なくされました。
鹿島でコンスタントにプレーして、9月のU-20ワールドカップでの代表選出を目指したいところでしたが、残念なことになってしまいました。将来のことも考え、万全の状態で復帰をしてもらいたいです。
徳田誉の両親は?父・母・兄弟は?
徳田選手の家族に関する情報は、現在のところ見当たりませんでした。
徳田選手の小学生時代の所属クラブは、浦安市にありました。
その近辺に住んでいたとしたら、鹿島アカデミーに通うようになってから、筑波までの送迎は大変なご苦労だったと思います。調べてみると、浦安駅から、つくば校のあるみどりの駅(つくばエクスプレス)まででも電車で1時間以上かかります。
徳田選手の夢のためにご両親も一緒になって歩んでいたことでしょうね。今の活躍は、その努力の積み重ねの結果だと感じます。
徳田誉の特徴・プレースタイル・ポジションは?
徳田選手は、ゴール前で力を発揮するストライカータイプ。
- 両足から繰り出す強烈なシュート
- 高さを活かしたヘディング
- フィジカルを活かしたポストプレー
と、多彩な得点パターンを持っています。
ただし、内田篤人さんは「エリア内だけでなく、組み立てにも関わっていければさらに成長できる」とコメント。得点力に加え、チームのためにボールを収めたり、攻撃の起点となれるようになることが、今後の課題とも言えます。
すでにストライカーとしては、完成度は高いですが、プレーの幅を広げられれば、間違いなく日本を代表するFWになると思います!
徳田誉のプロフィールなど
プロフィール
生年月日 | 2007年2月18日 |
出身地 | 千葉県 |
身長、体重 | 186cm / 83kg |
愛称 | とくちゃん |
在籍チーム(2025年時点) | 鹿島アントラーズ |
背番号 | 34 |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
所属クラブ歴
鹿島アントラーズつくばジュニア – 鹿島アントラーズつくばJrユース – 鹿島アントラーズユース
日本代表歴
U-16、17、18、19、20
U-15日本代表候補
まとめ
今回は、徳田誉について深掘りしてきました。
- 小学校・中学校時代:マルバやマリーナFCで基礎を磨き、鹿島アカデミーに加入。
- 高校時代:ユースで実績を重ね、17歳でJ1最年少ゴールを達成。
- プレースタイル:得点感覚に優れるストライカーで、今後は攻撃の組み立てへの参加などプレーの幅を広げることが課題。
鹿島アントラーズの未来を担う徳田誉。すでに大きな記録を打ち立てていますが、これからさらに進化していく姿に注目していきたいですね!
公開日:2025年
(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。