保田堅心 高校・中学校・小学校の経歴は?現在は?特徴やプレースタイルは?

ベルギー・ヘンクで成長を続ける保田堅心(やすだ けんしん)。

185cmの長身とフィジカルを活かしたダイナミックなボランチで、ゴール前に入っていく推進力が魅力の選手です。
ユース年代では、試合に出られない挫折やチーム移籍の経験を重ねながら、一歩ずつ着実にプロへの階段を上ってきました。

今回は、保田選手の小学校・中学校・高校時代の経歴や現在の所属先、そして特徴やプレースタイル、ポジションについて紹介していきます。

保田堅心 幼少期から小学校  出身は?、「イナズマイレブン」

福岡市出身の保田選手は、5歳から本格的にサッカーを始め、市内の城南区で活動する少年サッカークラブ「FC J-WIN」でプレーしていました。

きっかけは、アニメの『イナズマイレブン』。そして、2010年の南アフリカW杯があり、サッカーに没頭。初優勝したスペイン代表に憧れ、小学校の頃は、ずっとスペインのラ・リーガを観ていたそうです。

小学生から、ゴール方向にプレーすることを意識付けされ、“スペースへ運ぶドリブル”を意識するように指導されていたとのこと。

その指導が、今の推進力につながっていると感じますね。

 

保田堅心 中学校 サガン鳥栖・福井太智らとの出会い

中学進学時からは、Jユースの強豪・サガン鳥栖U-15に加入。

サガン鳥栖・アビスパ福岡のセレクションに合格するも、よりレベルの高い鳥栖を選択。

保田選手は、サガン鳥栖ではシャドー、時にはボランチをつとめます。

しかしボランチに福井太智(アロウカ)、1つ前のポジションに楢原慶輝(サガン鳥栖)がいて、試合に出られない時期も長くあり、初めての挫折を経験したそうです。

他にも、中野伸哉(ガンバ大阪)、浦十藏(カターレ富山)など、プロで活躍する選手が揃ったチームは、保田選手が3年生の「日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」などで優勝を果たしました。ですが、控えとして過ごす苦しい時間が、彼を大きく成長させたように思います。

 

保田堅心 高校時代 大分加入の理由は?トップ昇格!背番号は?

中学卒業のタイミングで、福井選手や楢原選手の昇格、他のクラブからの選手加入の話を聞き、プロになるための選択として他のクラブを探すことを決断します。

当時、片野坂監督の下で、“カタノサッカー”として旋風を起こした大分トリニータU-18へ加入が決定。

大分では寮に入り、大分東明高校普通科に通いました。

大分東明高校は、大分トリニータU-18の選手を積極的に受け入れており、多数の有名選手も通っていました。

・西川周作 (浦和レッズ)
・清武弘嗣(大分トリニータ)
・松原健 (横浜F・マリノス)
・岩田智輝(バーミンガム・シティFC)
・梅崎司(引退) など

大分加入当初は「戦う姿勢」を徹底的に教え込まれ、体の強さとボランチとしての役割を磨きます。

高校2年(2021年)で天皇杯に出場、2022年にはリーグ戦初出場。

2023年には、トップチーム昇格を果たしました。

背番号は、一貫して、「26」。

憧れの梅崎司選手とチームメイトになれたことは、彼にとって大きな財産。プロの姿勢を間近で学べたのは幸運でしたね。

2022年9月に、U20アジアカップ2023予選に参加するU-19日本代表に選出。U20アジアカップで出場権獲得に貢献しながら、本選のU-20日本代表のメンバーから漏れてしましました。

 

保田堅心 現在は? ベルギー・ヘンクでヨーロッパ挑戦中

2025年1月、KRCヘンクへ、半年間の期限付き移籍で加入。当面はセカンドチーム(ヨング・ヘンク)で、背番号87を背負っています。

 

※ゲンクという表記もあるのですが、「Genk」の英語での発音のようです。

 

海外挑戦前から英会話を学び、自費でオンラインレッスンを続けていたというエピソードも、彼の真面目さを物語っています。

2025-26シーズンも契約延長が決まり、ヨーロッパでの成長が期待されます。若くして海外でプレーできるのは大きな経験ですね。

 

保田堅心 特徴・プレースタイルは?ダイナミックに前へ進むボランチ

保田選手は、185cmの長身を活かしたボックス・トゥ・ボックス型MF

  • 豊富な運動量と攻守の広いプレーエリア
  • 推進力あるドリブルで前線に迫る力
  • パスの配給後に前線に走りこむ、連続性のある攻撃参加

が持ち味です。

一方で、試合の流れを読む力や駆け引きの部分にはまだ課題があるとの自己分析も。

伸びしろがあるからこそ、将来さらに大きな選手になりそうです。

 

保田堅心 目標とする選手は、三杉淳!?

エピソードとして「目標は『キャプテン翼』の三杉淳」と答えた内定会見は有名ですが、実際にはブスケツ、ロドリ、べリンガム、フレンキー・デ・ヨングといった名手たちを参考にしているそうです。

特にべリンガムの「攻守万能なプレー」、デ・ヨングの「後方から運ぶドリブル」は、保田選手のスタイルにも重なります。自分の理想像をしっかり持っているのが頼もしいですね。

 

保田堅心のプロフィールなどは、こちら

プロフィール

生年月日 2005年3月5日
出身地 福岡県福岡市
身長、体重 185cm / 74kg
在籍チーム(2025年時点) KRCヘンク(ヨング・ヘンク)
背番号 87
ポジション MF
利き足

 

所属クラブ歴

FC J-WIN ※バルサアカデミー福岡にも所属経験あり
サガン鳥栖U-15
大分トリニータU-18(2021・22年は、2種登録。21年は天皇杯のみ)
大分トリニータ
KRCヘンク(期限付き移籍)

日本代表歴

U-18、19、20

 

まとめ

今回は、保田堅心について深掘りしてきました。

  • 小学校時代:「イナズマイレブン」とW杯でサッカーに夢中
  • 中学時代:サガン鳥栖で強豪選手たちと競争し、初めての挫折を経験
  • 高校時代:大分トリニータでボランチとして成長、トップ昇格を果たす
  • 現在:ベルギー・ヘンクで挑戦を続け、海外でも経験を積んでいる
  • 特徴:185cmの長身を活かし、推進力と運動量に優れたダイナミックなMF
  • 目標:ブスケツやべリンガムらを参考に、世界基準のボランチを目指す

挫折を乗り越え、確実に成長を続けてきた保田堅心。

ベルギーでの挑戦は、彼にとってさらなる飛躍の第一歩です。今後の代表復帰、そしてヨーロッパのトップ舞台での活躍に大きな期待がかかります。

公開日:2025年

(注)本記事は公開時点の情報をもとに作成しています。詳細や最新の動向は公式発表や信頼できるニュースソースをご確認ください。

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